前々からちょっと気になっていたNikon1J1というカメラ。
先日amazonで安く出ていたので思わず買ってしまいました。デジタルカメラとかのデジタル機器は値落ち凄いですねえ。新品なのに発売当初の価格の半額程で買えました。メーカーさんや流通業者さんは大変でしょうけど、消費者の僕としては嬉しいです。
Nikon1J1のダブルズームレンズセットです。

とてもコンパクトなレンズ交換式カメラです。ミラーレス一眼レフと呼ばれる部類の品らしいです。
コンパクトカメラと本格的な一眼レフカメラとの中間的な位置づけじゃないでしょうか。
さっそく何も考えずに撮ってみました。
全て自動(プログラムモード)で手持ち撮影です。
標準ズームでお散歩中の街中撮影
原寸写真はこちら望遠ズーム最大110mm(300mm相当)で大型クレーンの先っぽを撮影
原寸写真はこちら曇の日の室内(蛍光灯照明のみ)撮影(ISO450)
原寸写真はこちら曇の日の我が家の愛ニャゴを撮影(ISO2200)
原寸写真はこちら夜のベランダにて手持ち夜景撮影(ISO3200)
原寸写真はこちらもともとは見た目の雰囲気(デザイン)が気に入って買ったカメラなんですが、実際使ってみると結構イイ感じです。自動ホワイトバランスが常に最適で安定しています。感度をかなり大きくしても(ISO3200でも)意外にノイズは少なくWebページ用の縮小利用であれば全然問題ありません。ピント合わせなどの全てのレスポンスはとても速くて軽やかで気分いいです。簡単に綺麗な写真がビシバシ撮れそうな気配がします。
静止画だけでなく動画も無茶いいです。60fpsでフルハイビジョン(1920×1080ピクセル)撮影が可能です。音質も意外に良くビデオカメラ代わりに十分実用出来そうです(というか受光素子が大きいのでビデオカメラより画質いいです)。また動画ファイルは家庭用ビデオカメラで使われている扱いが難化なAVCHDではなくMOVコンテナのH.264/MPEG4なのでPCでの編集加工や整理やWEB投稿が気軽に出来て都合いいです(その分ブルーレイレコーダー等のホームビデオ機器との相性は悪いです)。
以上のように静止画も動画もカメラとしての基本性能はとても良いのですが、操作性はイマイチです。露出モードやAFモードなどをちょと変更するのにいちいちメニューボタンを押して階層をたどって設定変更しなければなりません。無茶苦茶に手間です。目立つ所にFボタンというのがあるので、ああ、なるほどこのファンクションボタン(機能設定ボタン)でショートカットを登録しておけばいいかと思ったのですが、信じられないことに、このFボタンはファンクション登録ボタンではなくフューチャーボタンと称するふざけたボタンだったのです。しかも更にふざけているのは重要なモードダイアルには有用な機能設定項目は何もなく、未来永劫使うことが無いモーションスナップショットモードという勝手に音楽と静止画と動画をミックスした演出を作る馬鹿げた機能がアイコン付きで堂々とあったりします。露出補正もいちいちOKボタンを押す必要があったり、自動設定されたISO値の表示もありません。いやいや、ほんとうにどう言うコンセプトなんでしょうか。
操作コンセプトはふざけまくっているのはちょっと残念ですが、外観と基本性能はすこぶる素晴らしいのでトータル的にはとても気に入っています。余計なことをしようとは考えずに簡単におまかせモードで気軽に写真も動画も綺麗に撮れて、必要ならばレンズ交換もできるコンパクトカメラだと思えば本当に素晴らしいカメラだと思います。
ニコン (2011-10-20)
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